マスコミの主な動機は、あれ俺が流行らせたんだぜーという心理。
マスコミというのは、本当に様々な情報を流しているように見える。
まあそのほとんどは宣伝なのだが、それでもその巧妙さは大衆を支配するに足るらしい。
マスコミの流す情報をそのまま鵜呑みにして、踊らされている人がよく見かけられる。
ファッションがそうだし、政策がそうだし、芸能もそうだ。
少し考えれば、もう少しはまともな見方ができるはずなのだが、面倒なのだろう。
なれればそれが当たり前になるのだが、訓練というのは最初が面倒だ。
やりたくはないのだろう。
あるいは、情熱はあっても、やり方が分からないか。
教育の力が足りていない証拠といえる。
何にせよ、そういう大事なところや本当のところを絶対に言わないのがマスコミであるから、彼らの言葉から、裏を読み取れる力が読み手に要求されるわけである。
そのためには当然訓練が必要で、ただ、ぼーっと踊らされているだけでは一生飼い殺しにされるだけだ。
もちろん、楽だし、それで充分生きられるからそれでいい、ということならそれでも構わない。
まあ、この先本当にその状態で充分に生きられるかは疑問だが、そこを自覚しているならいいだろう。
問題は、努力もせずにただ、文句を言っているだけの連中だ。
分かりにくいとか、嘘ばかり報道しているとか、そういう文句を言う前に、自分を磨く方に目を向けられる人間であったほうが、したたかであるということに気づいたほうがいいだろう。
したたかさとしなやかさ、これらはこの先の社会をより良く生きる上で必ず必要になってくるものだと言える。
そのために、自分を高める努力は怠るべきではないだろう。